トップ > 日本の金融グループも注力している通貨リップルとは?
暗号資産(仮想通貨)というとビットコインを連想しますが、世界には2000種類を超える暗号資産(仮想通貨)が存在しています。
その中でも特に価値のある10種類の通貨の中に含まれているのが今回紹介するリップルです。
このリップルとはどんな暗号資産(仮想通貨)なのか、そしてどこの日本の金融グループが注力しているのかについて紹介していきます。
■リップルの利用目的
暗号資産(仮想通貨)には利用目的を掲げて流通を開始するものがほとんどです。
例えばビットコインは新しい決済手段として、イーサリアムはブロックチェーンのシステムの開発環境としてといったものが挙げられます。
リップルは、国際送金の高速化と低コスト化を目的に開発されました。
国際送金は手数料が高く、時間もかかるという欠点があります。
この送金手段にリップルを使うことで高速送金や非常に低コストで送金を行うことが可能になるのです。
そんな国際送金に革命を起こすべく、世界中の金融機関に呼び掛けて送金事業を起こそうという狙いがあります。
■日本ではSBIホールディングスが注力
リップルは世界中の金融機関と協力関係を持っていますが、日本では新興の金融グループでネット銀行などを営んでいるSBIホールディングスが積極的に投資や協力を行っています。
その一環としてSBIはSBI Ripple Asiaというリップル社(リップルの運営組織)とSBIホールディングスのジョイントベンチャーを立ち上げ、リップルのアジアにおける中心的な存在になろうとしているのです。
暗号資産(仮想通貨)を研究対象にする取った程度にとどまっている日本の金融機関の暗号資産(仮想通貨)へのかかわり方が多いなか、異例とも言える注力と言えます。